3ニャン闘病中の夏

毎日酷暑ですね。人間にも辛い夏。我が家の3ニャン。全員闘病中です。

 

プーチン子供返り中

長男猫プーチン甘えん坊になる

ただいま16歳。すっかり高齢猫です。この2〜3年、どんどん甘えん坊になり、顔も童顔で優しくなってきました。昨年夏ばてか!?という状態で、体重減少、よろけることがあり、慌てて獣医さんに診てもらったときは、原因がわからず、体重減少にだけ気をつけるようにしてきました。変な咳をしていたのですが、肺に少し影があるものの、高齢なので無理な検査や治療は行わず、様子見ということで役一年過ごしてきました。

 
ところがこのところいよいよ咳がひどくなり、しょっちゅう吐くようになりました。毛玉ではなく、あきらかにどろっとした胃液。長い梅雨が明けたころ、なんとかカートに乗せて獣医さんにつれて行きました。血液検査とレントゲン撮影をしました。結果は、ノエルと同じ腎不全。それによる嘔吐でした。さらにもっと悪いことに、肺の影がくっきり写り、肺癌であると断定。すでにリンパ節にも転移しており、先生には「好きなことをさせてあげてください。」と言われました。昨年の影から予想はできたものの、さすがにショックでした。

 

まずは輸液

とはいえ、まだ癌によってどうこうなるほどではなく、食は少し細くなっているものの、ちゅ〜るはぱくぱく。まだ元気ですので、腎不全の治療の方をして、楽に過ごさせてあげましょうとなりました。ノエルと同じ輸液に投薬です。最初は吐き気止めの薬を飲ませ、それが終わった頃から腎不全の薬の投薬が始まりました。輸液の方は、獣医さんに行ったその晩から開始です。ノエルの輸液は少し日を開けていましたが、心配なので一日おきにと命を受け、プーチンとノエルを一日交替で輸液です。つまり毎日輸液でございます。プーチンはまだ力が強いので、暴れ出すと針は抜け、私は輸液を浴びる!の繰り返しですが、ほぼほぼちゃんとさせてくれます。体重は去年にくらべ、1キロ増加して維持しているので、まだまだ大丈夫だ!と信じることにしています。

 

 

目力の強いノアール

体重が減ってしまったノアール

ただでさえ生まれたときから虚弱で、スコティッシュフォールドの劣性遺伝による骨の奇形に猫風邪キャリア。鼻も変形して漏斗胸による心臓と肺の位置のずれ。大腸炎に尿道結石になりやすい体質。「1歳になるまで生きられない」と言われてからすでに12歳。来月13歳になるノアール。さぞかし辛いであろう体で、最近では他の2匹よりご飯をよく食べるようになり、健気に生きようとしてくれているようです。

 
しかし、この夏がきついのか、抱き上げたときに妙に軽いなと体重を量ったら、2.4キロまで減っていました。子猫の体重です。(もともと小さいですが)撫でてやると骨があたります。本来なら獣医さんにつれて行くところでしょうが、赤ちゃんのときから薬漬けでステロイドを6年間飲んだあげく吐血までしたようなノアール。今の獣医さんもわたしも、結石などの出来る治療はすれども、無理な治療はやめましょうという方針です。
今日は下痢のあとに胃の中にあったものを大量に嘔吐。お尻を拭いてやっていたときだったので、わたしはそれをひっかぶり、服は洗濯機行きとなりました。まぁ、それはいいんですが、すごい量だったので脱水状態になっているはずです。具合が悪いときに輸液だけはしてあげてと言われているので、今日はノアールも輸液がんばりました。今これを書いているわきで「ご飯頂戴」と鳴いています。やはり生きようという意志が強いと考えます。

 

 

ひらたい顔族なら任せてなノエル

おてんばは相変わらずなノエル

こちらも少し体が痩せてきましたが、タカタカ走り回って元気なお嬢ぶりは健在です。輸液はじっとおとなしくやらせてくれます。偉いです!(親ばかです)薬もなんなくゴックン。治療に関しては手間いらずです。飼い主としては、いつも「ありがとう」と声をかけます。コロナでシロップ状の薬「セミントラ」が輸入が間に合っておらず、プーチンともに錠剤の薬になってますが、セミントラの方が効いて元気になる気がするので、はやく薬が獣医さんに到着してくれるのを待っています。

 

夏を乗り切ろう!

飼い主のわたしも、同居している高齢の父も、日本中の人同様にこの夏は毎日を過ごすだけで大変ですが、自分たちで住んでいる環境をどうしようもできない猫たちが楽に過ごせるように、当たりまえのことですが、クーラーで室温調整、水はたやさず、トイレは綺麗に、できる限りの治療もこちらががんばり、乗り切って行きます。みなみなさまもどうぞご自愛ください。

ページトップへ