Noëlと点滴

お久しぶり!になってしまっていたアーティスト・鳥飼規世です。
今日はお久しぶりついでに、絵のことではなく猫のことなど書いてみます。

末っ子ノエル

いつも元気で短い足でタカタカ走り回っていた末っ子ノエルですが、水を飲む量が尋常じゃなく、チーーの量も半端なく、いくらなんでもおかしいだろう!と獣医さんにつれて行ったところ、腎不全第3ステージと診断されてしまいました。わたくし、あたまのなか真っ白になりました。

猫は腎臓の病気になりやすい

一説によると、猫の先祖は砂漠地帯に住んでいた動物なので、極力少ない水で尿を凝縮して生きていけるように体が出来ていて、腎臓に負担がかかりやすいとか。そして飼い猫として長生き出来るようになったので、とうぜん腎臓が長い間働いて、腎臓に関する病気が多いということらしいです。
 
しか〜し、ノエルはまだ推定8歳弱。腎不全になるには少し若い。ステージ3ともなると、リバースやらなにやらいろんな症状が出てくるはずなのに、多飲多尿(と呼ばれます)の症状以外、とくに目立った症状もない。
 
そこで獣医さんは投薬と療養食と点滴にかけましょう!きっと元気になる!と今後の治療計画をたててくださいました。

点滴ですかっ!?

まさか毎日獣医さんに通う!? ということは、わたしも猫も負担になるので、家で一日おきの点滴と毎日の投薬が当面の治療です。
 
セミントラという液状の薬をシリンジで口から与えます。うちは難なくクリアです。結構いやがったり、泡吹いてはき出す猫が多いそうですが、ほんとうちはおやつと間違えているんじゃないか?というくらい、ぴちゃぴちゃしながら飲んでくれます。
 
問題は点滴! 獣医さんでわたし自身が練習しました。そのときはノエルは借りてきた猫のようにおとなしく点滴受けてくれたんですが、いざ我が家で!となると暴れる暴れる。人間のように自然に液をおとして血管に入れるのではなく、猫の場合、びろ〜〜んとのびる皮膚の下に針を刺して、液をどんどん入れていきます。どんどんといっても、これまた液のはいった入れ物をギューギューしぼるのですが、これ、結構力いります。両手でしぼれば猫は逃げる。片手では手がいたくなって上手く液が出て行かない。そして逃げようとする猫を片手で押さえ…なんてしているうちに、自分の指に針をさしてしまい流血!
 
そんなことまでして猫を生かすのか!?というような話も耳にしますし、わたしも無駄な延命治療はしない考えの持ち主ですが、なにせノエルは若いし、多飲多尿以外元気なのです。点滴さえすれば脱水症状を防げるので、そこはなんとかしてやりたい!なんとかいい方法はないのか!?…と調べてみました。

ありました!

人間用医療用具の加圧器パック

なんだそりゃ?ですね。こんなものです。

(上は単にパソコンのキーボードですよん。)

半固形栄養剤を投与するための道具です。パックとそこについている網の間に点滴のパックを入れて、シュポシュポしてパックをぱんぱんに膨らませます。そして点滴の調整するところを開いてやると、おおおおおおおおおっ!液が入っていく!
 
これを使うと、猫を両手でだっこしてなだめながら(いきなり逃げようとするときのために、念のため針をさしたところは軽く指で押さえておきます。)3分くらいで完了です。いままで必死に抑えていれて、もみもみして…ふぅ〜〜と気がつくと1時間経過!は何だったのだ?
猫にもあっという間にすむためにストレスが少なく、これを使って点滴をしている方は多いようです。
 
ちなみにそんな早さで大丈夫なのか?と質問される方もいますが、猫の皮膚の下に250mlの液は難なく入り、それが一日かけてゆっくり吸収されていくという体の仕組みになっております。

ご飯は専用療養食

うちは次男坊が尿道結石になりやすく、PhコントロールされたロイヤルカナンのS/Oというものを食べております。こやつは小麦アレルギーで、今までは米粉のご飯をあげていたのですが、結石が出来るよりはよかろう…と大腸炎の下血に目をつむって結石予防のご飯に切り替えました。まあまあおなかの方も大丈夫みたいで、全員にこれをあげようと思っていた矢先の末っ子腎不全。
 
腎不全の療養食は同じ腎臓系でもまた別のご飯となります。お試しを獣医さんからいただいてきたら、ロイヤルカナンの腎臓スペシャルセレクション。これ、シーバのように中がとろりんタイプで、外がかりかり。猫的にどうも美味しいらしく、全員がこれを狙うようになってしまいました。えええええっ!?
獣医さんにそのことをお話しましたら、ロイヤルカナンはどのご飯もPhコントロールされているので、3ニャンともそれで大丈夫ですよと教えてくださいました。多頭飼い、こういうとき結構大変です。
 
ま、ひとまず同じご飯でいいってことで、めでたしめでたし。
後は薬が効いて、血液検査の数値が下がることを祈るのみです。


そんなわがやの猫をモデルに描いた絵など、ご覧いただけたら嬉しいです。
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