自然災害と絵

甚大な被害をもたらした台風19号。大変な思いを強いられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。自然の恐ろしさを絶対に侮ってはいけないと改めて考えました。

台風一過な空。

前日の夜、15号の被災地の話から断水を懸念して、個展用に描くためのキャンバスに下地のジェッソ(絵の具のノリをよくするための下地材)を刷毛でひたすら塗っておりました。水が無くてもなんとかなる材料ではありますが、刷毛や手を洗わなくてはね…くらいの考えでありました。

実際に断水したら…

そんな話題をSNSにあげて「なんか準備することが違うよね。」と笑いをとった前日でしたが、関東上陸した当日。次々と被害をもたらしたニュースを見ていた時は、水は出ていても気が気じゃ無くて絵も進みません。そしてもし水が止まったら…。

今回前日にそんな準備をして、あらためて、実際に何日も断水したらどうするんだろう。くみ置きから使うといっても、やはり生活用水第一で、絵に使う水は余裕があったらになるんじゃないか?いやいや、わたしにとっては、絵を描くことが生活に直結するから、そこは使っていいんじゃないか?…などと考える時間というものが出来ました。

こんな話題のブログが書けているのは、そこまでの被害がなかった余裕とご指摘されるかもしれません。そして実際、作家のみなさんの中には、地震で被災された方、台風で被災された方がたくさんいて、絵のためなら何をも犠牲にする!なのか、周りの状況考えてそこは我慢する、こういうときこそ絵を描いて周りに和んでもらう…いろんな選択肢から行動なさっていると思います。

結局ここであれこれ想像の範囲で考えてみても、はやり明確な答えは出ません。

芸術の役割

東日本大震災の時も「自粛」という言葉が多く語られました。現地のことを考えて楽しいイベントは「自粛」する。かなり多かったと思います。そんな中、あえて元気を出してもらうために実行する。そんな能動的選択もありました。

音楽ですと、避難所に出向いて演奏して元気になってもらう。そんな場面報道でよくみましたね。これが絵だとどうなんだろう? とちょっと弱気になりますが、やはり絵から元気を出してもらうことだってあると考えます。

だからどんな時も、やはり絵は描き続けていきたいですね。
みなさんはどうお考えになりますか?


話が少しずれましたが、わたしなりにあれこれ考えた今回の台風でした。
一般の人よりも、どうしても水はきっと使う量が多い絵描き。水は大事に使います。

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